kintoneのフィールド設定をまとめて変更したい場合は、項目名・必須・初期値を一覧で確認できると、設定の見直しを進めやすくなります。フォームの項目を1つずつ開いて直す前に、変更対象と影響範囲を整理しましょう。
この記事では、フィールド一括更新プラグインを使った手順を解説します。対象はフォームの設定です。保存済みレコードの値を一括更新する操作とは分けて考えます。
フィールド設定の一括変更でできること
プラグイン設定画面には、フィールド名・フィールドコード・種類・必須・初期値・所属テーブルが並びます。この画面で、対応する設定を直接編集できます。テーブル内の項目も、所属先を確認しながら見直せます。
例えば、申請アプリの「金額」を「税込金額」に揃えたり、入力が必要な項目の必須設定を見直したりする場面です。変更前に、なぜその名前・初期値へ変えるのかも記録しておきます。
一方、フィールドの種類を別の種類へ変える機能ではありません。また、どのフィールドにも同じ必須・初期値を指定できるわけではありません。編集欄の有無と、種類ごとの制約を確認してください。
手順1:変更前の項目名・コード・利用箇所を確認する
まず、対象のアプリと、変更したい項目を決めます。現在の名前、変更後の名前、必須の有無、初期値を整理し、不要な変更を混ぜないようにします。
- 通常項目とテーブル内項目のどちらか。
- 新規登録時にどの値を初期表示したいか。
- 既存レコードを編集するときに、入力不足が発生しないか。
- 計算式・ルックアップ・プラグイン・外部連携で使っていないか。
設定の一覧を残したい場合は、フィールド一覧をExcelへ出力する方法も使えます。変更前後を比べる資料として、取得日と対象アプリを記録してください。
とくにフィールドコードは、JavaScriptや外部連携で参照することがあります。見た目のラベルだけを直す目的なら、コードまで同時に変更する必要があるかを分けて判断します。
手順2:一覧でフィールド設定を編集する
- アプリの管理権限を持つ担当者が、PCでプラグイン設定を開きます。
- フィールド名と所属テーブルで、対象の行を確認します。
- 必要なラベル名・必須・初期値を変更します。
- コードも変更する場合は、参照先の確認を済ませてから入力します。
- 一覧全体を見直し、変更していないつもりの項目にも差異がないか確認します。
同じ名前の項目がある場合は、フィールドコードと所属テーブルを合わせて確認します。画面上の位置だけで判断せず、対象を取り違えないようにしてください。
例えばラジオボタンの必須設定は固定です。ユーザー・組織・グループ選択など、初期値の編集に対応しない種類もあります。画面へ表示される種類と、変更できる設定は区別します。
手順3:保存後にアプリを更新する
次に、「設定を保存・一括更新」を押します。確認画面の内容を読んで実行し、完了またはエラーのメッセージを確認します。プラグインでの更新は、設定中のフォームへ反映する操作です。
その後、アプリ設定へ戻り、フォームと関連する設定を見直します。ほかの担当者の作業中の変更が含まれていないかも確認し、問題がなければ「アプリを更新」を実行します。
更新エラーが出た場合は、そのまま同じ操作を繰り返さず、対象の種類・コード重複・必須や初期値の指定を確認してください。変更前の資料と比べて、どこまで反映されたかを把握します。
変更後は新規登録と既存レコード編集を確認する
まず、新規登録画面で項目名と初期値を確認します。次に、既存のレコードを開いて編集し、必須項目の追加で保存できなくなる場面がないか確認します。
- ラベル名が、利用者へ案内した呼び方と一致する。
- 初期値が、想定した新規入力の場面で表示される。
- 必須化した項目へ、利用者が必要な値を入力できる。
- 計算式・検索・他のプラグイン・外部連携が動く。
初期値の変更は、保存済みレコードの値を一律に置換するものではありません。過去データも修正したい場合は、設定変更とデータ更新を別の作業として計画します。
フィールドの追加と一括変更を使い分ける
新しい項目を多数追加するなら、Excelからフィールドを一括作成する方法が候補です。既存項目の設定を直す今回の方法と、目的を分けてください。
また、アプリを担当者へ引き継ぐ場合は、引き継ぎチェックリストに変更理由と確認結果を残すと、後から設定を追いやすくなります。
この記事はフィールド一括更新プラグイン1.0.5の仕様に基づく説明です。最新版と対応範囲は詳細ページをご覧ください。
設定・運用の整理を相談する
自社の検証用アプリで、想定した操作ができるか確認してから運用へ反映してください。アプリ設計や設定変更を一緒に進めたい場合は、ご相談いただけます。継続的な支援はサポートプランをご覧ください。


