kintoneプラグインを併用すると動かない?原因を切り分ける確認手順

kintoneでプラグインを併用した後、「ボタンが出ない」「入力した値が変わる」「色が意図どおりにならない」ときは、すぐに相性の問題と決め付けず、設定と対象範囲から確認します。

同じ症状でも、アプリ更新の未反映、対象一覧の違い、権限、複数の機能が同じ項目を変更している場合など、原因はさまざまです。この記事では、本番データへの影響を抑えて調べる順番を紹介します。

明細が初期値に戻る場合の比較記録を作る

固定の初期行を入れる機能をA、別アプリから明細を取得する機能をBとした切り分けの記録例です。この組み合わせで不具合が発生するという報告ではありません。同じテーブルを変更する場合に、何を比べるかを示しています。

同じ入力で比較する3つの構成
構成 そろえる操作 記録する結果
Aだけ 追加画面を開き、明細を1行編集 初期行と編集した値、保存後の行数
Bだけ 同じ参照先を選び、取得後に1行編集 取得した行数・値と保存後の内容
AとBを併用 画面を開く→取得→編集→保存 どの操作で、どの行・項目が変わったか

各構成でアプリ・項目・利用者・端末をそろえ、プラグインの版と設定内容を控えます。「Aだけでは正常、併用では取得直後に変わった」のように差が出た段階を記録すれば、画面表示と保存処理を分けて相談できます。結果が未確認の欄を「正常」として埋めないでください。

手順1:何をしたら何が起こるかを記録する

「動かない」ではなく、「新規追加で商品コードを選ぶと、入力済みの明細が初期値へ戻る」のように、操作と結果を分けて残します。期待する結果と、実際の結果を1文ずつ書くと確認しやすくなります。

アプリ名、対象の画面、PC・モバイル、プラグイン名とバージョン、実行ユーザー、再現する順番も記録します。顧客情報を出さずに再現できる検証データを用意してください。

手順2:設定が反映されているか確認する

ZIPをアップロードすること、アプリへ追加すること、プラグインの設定を保存すること、アプリを更新することは別の操作です。設定画面を保存しただけで運用中のアプリへ反映したと思い込まないようにします。

利用者が古い画面を開いたままの場合もあります。保存前の入力を失わないようにしたうえで、アプリを開き直して確認します。対象アプリやゲストスペースの取り違えも確認してください。

手順3:対象画面・一覧・項目の種類を確認する

詳細画面向けのボタンを編集画面で探していないか、設定した一覧とは別の一覧を開いていないかを確認します。PCで使える機能が、同じ方法でモバイルに表示されるとは限りません。

また、同じ表示名の項目が複数ある場合は、フィールドコードと種類を確認します。テーブル外とテーブル内、文字列と数値を取り違えると、設定ができても目的と合わない場合があります。各プラグインの詳細ページで対象範囲を確認してください。

同じ項目へ複数の変更をしていないか調べる

初期行と明細コピー

固定の初期行を入れる機能と、別アプリから明細を取り込む機能は、両方とも対象テーブルの内容へ関わります。どの操作で置き換わるかを確認し、入力済みの値を残す必要があるかを決めます。

非表示・編集不可・必須

入力できない項目に必須条件がかかると、保存まで進めなくなることがあります。標準のアクセス権や必須設定も含めて確認します。プラグインだけを見て原因を判断しないでください。

同じ項目の背景色

条件による着色と、編集中の変更を強調する機能を同じ項目に使うと、どちらの意味の色か分かりにくくなります。例えばレコード差分プラグインを使う場合は、対象項目と色の役割を分けて検証します。

検証用アプリで1つずつ組み合わせる

  1. 現状の設定を記録し、検証用アプリを用意する。
  2. 必要最小限の項目と少数のレコードで再現する。
  3. 単体で動くかを確認する。
  4. もう1つの機能を加え、同じ操作を試す。
  5. 追加・編集・再利用・保存・申請など、関係するタイミングを比べる。

本番で一斉に無効化するのではなく、利用者と保存データへの影響が少ない検証環境で確認します。設定資料はアプリ情報出力プラグインで整理できますが、プラグイン設定そのものや外部連携の資料も別に残してください。

原因が分からない場合は再現手順を添えて相談

単体では動くが組み合わせで再現する場合は、その最小の組み合わせと操作順をまとめます。エラーが出るときは文面と時刻を残します。保存が完了したか不明な操作を、何度も繰り返さないことも大切です。

kintoneのイベント処理やデータの扱いは、公式のJavaScriptイベント資料でも確認できます。読み込み順を変えれば必ず直る、というものではありません。何が同じ値や画面を変更しているかを特定してから対応しましょう。

関連プラグインと設定の相談

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