kintoneの項目に説明・入力ヒントを表示する方法|ラベルとツールチップの使い分け

「金額は税込?税抜?」「この日付は申込日?利用開始日?」。kintoneの項目名だけでは入力ルールが伝わらず、担当者への確認が必要になることがあります。

いつも読んでほしい説明は標準のラベル、必要なときに確認する補足はツールチップに分けると、説明文で画面を埋め尽くさずに入力を案内できます。この記事では、標準機能の使い方と無料のツールチップ/ヒント表示プラグイン、具体的な文面の作り方を紹介します。

kintone標準のラベルで説明文を置く

フォームに「ラベル」を配置すると、見出しや入力項目の補足説明を表示できます。文字の大きさ・色などを調整したり、リンクを置いたりできます。詳しくはkintone公式ヘルプ「ラベル」をご確認ください。

重要な注意事項や、入力前に必ず見てほしい短い説明にはラベルが向いています。例えば「申請金額は税込で入力してください」という共通ルールを、金額欄の近くに置く方法です。

一方、全項目に長い説明を常時表示するとフォームが縦に長くなり、入力欄を探しにくくなる場合があります。説明の重要度と、利用者が読むタイミングを分けて考えましょう。

フィールドの横にヒントを表示する無料プラグイン

ツールチップ/ヒント表示プラグインは、対象フィールド名の横に「i」アイコンを表示します。PCではアイコンへのマウスホバー、スマートフォンではタップでヒントを確認できます。レコードの追加・編集・詳細画面に対応しています。

「書き方の例を見たいときだけ開く」「項目ごとに異なる補足を付ける」といった用途に使えます。ヒントには太字や文字色などの装飾も設定できます。ただし、重要なルールをすべてアイコンの中へ隠すと見落とされることもあるため、ラベルとの併用を検討してください。

入力する人が迷わないヒント文の作り方

説明は「何を入力するか」「形式や基準」「具体例」の順で短くまとめます。以下は文面を考えるための例であり、実際のお客様の導入事例や効果測定結果ではありません。

金額欄:税込・税抜の扱いを明確にする

「正しい金額を入力してください」だけでは判断できません。例えば「税込の合計金額を数字で入力してください。例:11,000円の場合は11000」のように、基準と例をそろえます。実際の会計ルールに合わせて文面を変えてください。

日付欄:何の日付かを書く

項目名が「予定日」なら、「お客様へ訪問する予定日を選択してください。未定の場合は空欄で保存し、日程確定後に入力します」のように、入力する日付と未定時の扱いを示します。必須設定と矛盾しない説明にすることが大切です。

用途欄:記入例と必要な情報を示す

「誰と・何のために使った費用かを記入してください。例:営業部3名で顧客提案の打ち合わせ」のように、書いてほしい情報を具体化します。社内で不要な個人情報を記入させないよう、例の内容にも気を配りましょう。

テーブル内の数量・単価:単位をそろえる

テーブル内の対象フィールドにもヒントを設定できます。「数量は個数で入力」「単価は税抜」といったルールを列に合わせて示すと、別の説明資料を開く前に確認できます。テーブルの入力自体を効率化したい場合は、初期表示・ルックアップの使い分けも参考になります。

ヒント表示プラグインの設定手順

  1. 対象アプリを決める:利用者から質問が多い項目を1〜3個選び、説明文を用意します。
  2. プラグインを追加する:詳細ページからZIPをダウンロードし、kintoneに読み込んで対象アプリへ追加します。
  3. 対象フィールドを選ぶ:設定画面でヒントを付けるフィールドを選択します。
  4. 文面を入力する:表示するヒントを設定し、特に必要な部分だけ装飾します。
  5. 保存してアプリを更新する:PCと、実際に使うスマートフォンでアイコンと説明の表示を確認します。

設定画面に出てこない項目には、そのままヒントを追加できません。ラベル・スペース・罫線・テーブル自体や、作成者などのシステム項目は対象外です。対象と制限はプラグイン詳細ページの仕様をご確認ください。

説明文を追加した後の確認ポイント

  • 説明が途中で見切れず、スマートフォンでも読める長さになっているか。
  • 入力ルール・必須設定・初期値と説明が矛盾していないか。
  • フィールド名を隠している項目などでも、ヒントの位置を確認できるか。
  • 項目名や運用ルールを変更したときに、ヒントの更新担当者が決まっているか。

文面を追加して終わりにせず、利用者が迷った箇所を聞き、説明を短く修正していくと運用に合わせやすくなります。

よくある質問

ヒントを付けると、入力ミスも自動で防げますか?

ヒントは説明を表示する機能です。未入力やルール違反を自動判定して保存を止める機能ではありません。必要に応じて標準の入力制限や、条件付き必須の設定も組み合わせて検討してください。

申請するときだけ入力漏れを確認したい場合は?

ヒントで入力内容を案内しつつ、アクションの実行時に確認する設計が候補になります。申請時だけ必須入力にする方法で、標準機能との使い分けを紹介しています。

説明は長いほど親切ですか?

最初に読む1〜2文で入力方法が分かるようにし、例外の多い手順は別の社内マニュアルへまとめる方法もあります。利用者が必要な情報を見つけられることを優先しましょう。

自社の運用に合わせた設定を相談したい場合

プラグインを自社で設定して利用することもできます。「どの項目を対象にすればよいか」「既存の設定や他のプラグインと組み合わせられるか」で迷う場合は、対象アプリと実現したい操作を添えてご相談ください。継続的な設定・運用支援はKintacoのサポートプランでご案内しています。